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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

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2011年10月26日

また代表取締役変更

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また代表取締役変更です。

FBI、オリンパスの資金の流れ捜査か (2011/10/25 産経新聞)
 24日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、オリンパスの過去の企業買収に関する助言会社への支払いについて、米連邦捜査局(FBI) が調べていると報じた。関係者の話として伝えた。(略)

893に資金が流れたとか噂がありますが、新事実が出てくると上場維持もどうなるか。

ものすごく混乱しているオリンパスですが、代表取締役また変更のようです。
同社HP
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/data/tes/2011/pdf/nr20111026.pdf

ちなみに前任の菊川元代表取締役は取締役としては残ります。司法書士的には、楽な登記です。
司法書士的には、楽ですが、事務方は大変ですね。
前回の代表取締役の変更時には、HPも全て変更されておりましたが、今回はそのままです。(↓)
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/profile/officer_top.cfm

たぶんすぐに変更されると思います。

2011年10月25日

高校野球九州大会準々決勝

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バッティング - 写真素材
(c) みやさこ写真素材 PIXTA

今日は法律とは無縁な出身高校のお話。

実は今日、高校野球九州大会の準々決勝で私の母校である宮崎西高校が九州学院と対戦しました。結果は0−2で残念ながら惜敗。

これだけなら良くある話かもしれません。

しかし当時とカリキュラムが変わっていなければ、
月曜から金曜までは、午前中5時間・午後4時間の1日9時間授業、土曜日は午前中5時間・午後2時間の1日7時間授業(かろうじて日曜日はお休み)の週52コマという驚異的な授業が行われている学校です。

詳しくは過去のブログ
西高理数科
http://shihoushoshi.main.jp/blog/archives/000535.html
西高理数科つづき
http://shihoushoshi.main.jp/blog/archives/000536.html
をご覧下さい。

「部活はやめろ」と先生によく言われていました。そんな学校でベスト8入り。これだけ無茶なカリキュラムのある進学校ですから、お見事としかいえません。

基本的には県予選初戦敗退ばかり。私の母校が甲子園に行くなんてことは、想像もしたことがありません。

ヤフー知恵袋に「全国公立高校理数科トップ校の、大学進学実績は?」というのがありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1022679380

しかしベスト8。21世紀枠でなんとか甲子園に出場してもらいたいと思います。
甲子園は夢のまた夢。同窓会はこの話で盛り上がりそうです。

2011年10月21日

元寇と御成敗式目

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神風で沈んだ元寇の軍船が発見されたようです。

歴史に興味のない人もさすがに「元寇」「神風」くらいは学校で習ったのを覚えていると思います。

神風が吹いて、勝利したものの、単に守っただけ。
この戦いによって新たに領土を獲得した訳でないので、恩賞も貰えない御家人の生活は苦しくなります。
幕府は、徳政令を出しますが、一時しのぎにすぎず、御家人の不満が高まり、幕府滅亡へ繋がっていきます。

この頃の時代には、有名な御成敗式目という法律があります。
こちらに現代語訳がありますので、当時の法律にも興味のある方はご覧下さい。

http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakura/goseibaishikimoku/index.html

P.S.
今日はリーガルサポートの研修です。行ってきます。

2011年10月19日

定例の取締役会はきちんと開催しましょう

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ちょっと古いニュースですが、また取締役会ネタです。

取締役会 定期的に開かず (2011年10月06日朝日新聞)
 浜松市の天竜川で、5人が死亡した転覆事故を起こした川下り船を運営する天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)が、 法律で定められた頻度で取締役会を開いていないことが5日、同鉄道への取材で分かった。
 会社法では「3カ月に1回以上」開き、その都度、職務の執行を報告することが定められている。
 同鉄道によると、2009年度は7回開いたが、「3カ月に1回以上」という決められた頻度ではなく、 4回開いた10年度も定期的ではなかった。また、会社法では開催とは認められない書面での決議が09年度は1回、10年度は3回あり、 書面決議を除くと10年度は1回しか開いていないことになるという。(略)

過去にもこれに似た「会社法違反発見!」みたいなニュースがあります。

この手のニュースは、

1 企業が何らかの不祥事
2 法律上は行わなければならない点を調査(多くは決算公告)
3 違反発見、さも「会社法違反しているひどい会社だ」と報道

のパターンです。
もちろん決算公告を行わないといけないのですが、実際に行っている会社は数パーセント。実態をご存じない方がニュースを読むと、「会社法違反か、けしからん!」となってしまいます。

ろくに取材や調査をしないで、「会社法違反発見!」の記事を書こうと思えば、
1 企業が何らかの不祥事
2 登記簿謄本を調査
3 変更日と登記日の間が2週間以上の箇所を発見。
4 会社法で定められた手続きを行っていなかったと報道。
も簡単にできてしまいます。

会社法
第九百十五条  会社において第九百十一条第三項各号又は前三条各号に掲げる事項に変更が生じたときは、二週間以内に、その本店の所在地において、変更の登記をしなければならない。

今回問題になっているのは、この部分。
(取締役会設置会社の取締役の権限)
第三百六十三条  次に掲げる取締役は、取締役会設置会社の業務を執行する。
一  代表取締役
二  代表取締役以外の取締役であって、取締役会の決議によって取締役会設置会社の業務を執行する取締役として選定されたもの
2  前項各号に掲げる取締役は、三箇月に一回以上、自己の職務の執行の状況を取締役会に報告しなければならない。

私のお客様から問い合わせの多い部分でもあります。
しっかりした会社は、問題なく定例の取締役会を開催していますが、中小企業の実態を考えると、おそらく天竜浜名湖鉄道と同じような会社はいっぱいありそうです。

しかしながら違反は違反ですし、定例の取締役会を開催していれば、事故を回避できる可能性が0とは言えないので、事故の責任や会社の規模を考えると、こういう報道も当然でしょうね。

2011年10月17日

オリンパスの代表取締役解任 つづき

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先日のオリンパスの続き。
上場企業には、珍しい社長解任劇ではありますが、所詮内部のゴタゴタだろうと思っておりました。先日ネタにしたのも、単に「特別利害関係のあるため、議決に参加しなかった」的な取締役会議事録の話をちょっとしようと思ったから。

しかし英フィナンシャル・タイムズ紙が、
オリンパス、解任のウッドフォード氏が真相を語る」として大きく報じています。

こちらの記事によると、

同氏の下での経営体制においては、「グローバル化のネクストステージへ」をスローガンとする2010年経営基本計画の実現が困難

という解任理由とは、全く違う別のものが見えてきます。

解任されたとはいえ、同氏はまだ同社の取締役。軽々しく自社の株価に影響を与えるようなコメントを大手のマスコミにするとも思えません。

このままどこまでエスカレートしていくのでしょうか。

 

普段、招集通知は司法書士として拝見しておりますが、今回は単なる好奇心で拝見させて頂きました。

前回の同社の招集通知です。(↓)
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/event/meeting/pdf/meeting143p_04.pdf

一見すると無難に株主総会を乗り切るためのものに見えます。

真相はどこにあるか分かりませんが、取締役のためのセミナーの題材にもなりそうな話ですし、NHKのドラマで放送されそうな話でもあります。

では。