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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2010年10月06日

印鑑の話 その2

印鑑の話の続き。

テレビの雑学王か何かの問題で、「印鑑と判子の違い」なる問題が出題されていました。

説明できますか?

 

「印鑑持ってきて。」

「判子持ってきて。」

 

どちらも日本語としては、間違いなく通じます。

 

番組の解答では
印鑑の「鑑」は本来「かがみ」の意味があり、印鑑は印影のことと説明がありました。

 

ということは、

 

判子は、印章のこと。象牙なり、チタンなりの本体のこと。


印鑑は、厳密には印影のこと。でも日本語としては、本体のことを指すことも多い。

 

ということです。

そう考えると、

印鑑証明書は実印の印影の証明書のことになりますので、正しい日本語と言えます。確かに判子証明書ではないですね。

2010年10月05日

印鑑の話 その1

司法書士は、たぶん数ある職業の中で、印鑑に関わることのかなり多い仕事だと思います。
仕事柄、正確に押印してもらうために、印鑑を分かりやすく説明するように心がけています。

会社の代表者に押印してもらうのは、

代表印
届出印
会社実印

です。どれも結局同じです。

厳密な違いをあえて説明すると、
(たぶん)

代表印・・・司法書士、法務局の職員、弁護士等が通常使用している用語。
届出印・・・(法務局への)代表者の届出印のこと、あまり使用しないかも。
会社実印・・・一般の人の理解が一番得られそうな用語。司法書士は普段は使用しない。

 

といったところでしょうか。

しかし対お客様となると、
「代表印を押して下さい。」だと一般の方が間違う場合もあるので、「会社実印を押して下さい。」と言い換えています。

 

勘違いされている方も多いので、

シャチハタは認印なのか?
印鑑と判子は違うのか?
押印と捺印は違うのか?

など、時間があったらアップします

2010年10月04日

宮崎県の面積が増えたようです

先週、尖閣諸島の領土問題のネタをアップしましたが、国内でも領土問題みたいなものがあったようです。

 

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熊本・宮崎の一部、
やっと県境決まる 廃藩置県後未画定(2010年10月2日朝日新聞)
 明治時代の廃藩置県(1871年)以来、一部で決まっていなかった熊本・宮崎県境について、
総務省は9月30日付の官報で画定を告示した。
 画定したのは、熊本県水上(みずかみ)村と宮崎県椎葉村の境界付近の約1.7キロ。これにより、水上村の面積は1.15平方キロ減り、
椎葉村は同じ面積が増えた。面積は、地方交付税の算定基準になっており、熊本県と水上村は交付税が減り、宮崎県と椎葉村は増える。

 

一応私の地元の話なので、この境界が確定していないのは知っておりました。

廃藩置県以来とか書いてあるといかにも特別なすごいことのように思えますが、境界が確定していないのは、ここだけではありません。

 

都道府県にまたがる境界未定地域
http://www.geocities.jp/unlocated_area/pref/pref.html

 

尖閣諸島の時のように、登記簿を確認できればいいのですが、今日のネタの物件は閲覧しておりません。どんな登記簿なんでしょうか?

交付税が減る自治体の譲歩がないと、廃藩置県以来解決しない状態が延々続くことになります。

ここで交通事故とかあると県警の管轄が難しそうです。色々と抱えていた問題が解決されるのかな???

2010年09月30日

買いだめしました。

さて、明日から10月。
私にとって何が変わるってこれが一番。

 

20カートン買いだめです。
もっと買っとけば良かったかも。

無煙タバコを活用して、本数減らします。

吸える場所も減り、値上がり。

愛煙家には受難の時代ですね。

2010年09月29日

尖閣諸島の登記簿閲覧してみた つづき

昨日のつづき。

例の島の登記簿謄本ですが、

所在 石垣市字登野城○○島
地番 2392番
地目 原野
地積 3641983平方メートル

石垣市字登野城大正島2394番の所有者は大蔵省となっておりますが、この島は個人が所有されています。

乙区には、賃借権が設定されており、賃借権者は総務省。賃料は、年間2112万3492円。高いんだか安いんだかわかりません。

登記簿の所有者に名前があれば、その人に所有権があるのが常識ですが、さすがにそういった常識も通用しないリスクがある物件です。
今まで考えたこともないリスクですけど、リスクはリスク。

まあ所有は無理としても、この島に本籍を置くことはできます。かなり昔のニュースですが、

尖閣に18人が本籍 石垣市役所で申請手続き(2005年5月18日八重山毎日新聞)
日本と中国、台湾が領有権を主張し、石垣市の行政区となっている尖閣諸島に18人が本籍を有していることが17日、分かった。
民主党の岩国哲人衆院議員の質問主意書に政府が答えた。石垣市によると、尖閣諸島に本籍を有しているのは七組、18人。
いずれも住民票には記載されていない。本籍地の変更は石垣市役所の窓口で手続きされた。
本籍地の登録は、日本の領土内であれば、他人の土地、先に他人が登録している地番であっても可能。申請されれば、
法的にこれを拒むことはできないという。

皇居や甲子園球場に本籍を置く人は多いようですが、ここに本籍がある人もいるんですね。(今は無人島のようですが、
昔は鰹節工場があったようです。)

ニュースな登記簿は実際に見るに限ります。