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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2010年06月24日

この時期に日司連の定時総会

今日明日と日司連の定時総会があるようです。上場企業の定時総会がバンバン開催されるこの時期に毎年行われています。

総会資料を読んでみましたが、295ページもあるとマウスでスクロールする指がおかしくなりそうで、途中で断念してしまいました。

資料の中には、企業法務の担い手として、司法書士が活用されるような対策も講じられているようですが、
なんでこの時期に開催するのかちょっと疑問に思ってしまいます。

 

まるで

 

「この時期に開催しても司法書士は困らないもん。」

 

と思われても仕方ないスケジュール。

 

会全体の中では、不動産登記や債務整理などと比べるとパイは小さいからなんでしょうか。

他の団体等からもそう思われなければいいですね。

 

P.S.

書きたいことはもっとありますけど、デンマーク戦に備えます。

頑張れニッポン!!

2010年06月23日

定款変更が特別決議でなくなる?

手抜きが続いておりますが、勘弁勘弁でございます。

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社外役員の選定基準緩和 経産省が会社法見直し案 (2010/6/23
日経新聞)
 経済産業省は23日、法制審議会(法相の諮問機関)会社法制部会に、会社法の見直し案を提示した。
社外役員や独立役員の選定基準を緩和するのが柱で、社外・
独立役員が過半数を占める企業には株主総会の手続きの簡素化などの特典を付与するよう記した。(略)
 具体的には、役員報酬を決定する際に株主総会の決議を不要にする、
株主の3分の2の賛成が必要な定款変更は株主の過半数の賛成を得ればできるようにするといった対応を求めた。(略)

社外役員・独立役員の確保は簡単じゃないだろうなと思っておりましたが、要件が緩和されそうなかんじ。

経営の独立性が高ければ、役員報酬の決定に株主総会の決議がいらないなど役員にとっては、有利な見直しです。

日産自動車のカルロス・ゴーン社長の報酬が8億9000万円だったようですが、株主としては、役員報酬は興味がある部分。
反対票を投じる可能性が少なくないと思われますが、どうでしょうね?

要件が緩和された名目上の社外役員・独立役員を寄せ集め、高額報酬を頂きますって言われても困ります。

早ければ2012年の通常国会に提出されそうではありますが、どうなりますやら。

細かい改正に対応するのも大変ですが、それで飯が食えるのも事実。改正される頃は、私は何やってるんでしょうね。

2010年06月21日

みんなフラフラ

忙しい時期です。そんな忙しい時期にもまめにブログを更新しようと頑張ってはいるのですが、
こんな時間まで断続的に質問のお電話を頂くと、それもかなり難しくなってしまいます。

朝から議事録をぶっ通しでチェックしていると、夕方にはフラフラになります。スタッフもフラフラ。私もフラフラ。

残業してもパフォーマンスは落ちますので、みんな定時に帰宅してます。よって遅い時間は私ひとり。

 

遅くまで残業されているお客と一緒にフラフラ。

 

そうこうしている間にも電話。

 

だめだこりゃ。

今日はこのへんで(笑)。 

 

2010年06月18日

全15件の株主提案否決

昨日はノドがかわいっちゃって、近所のビアガーデン行ってきました。

 

さて、

色々な会社の株主総会が始まりました。

ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長の役員報酬は約4億1千万円(ストックオプション込みで8億円)とか話題になっております。

そんな各社の株主総会でこんなニュースが。

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HOYA株主総会、
全15件の株主提案否決 3役員の報酬開示 (平成22年6月18日日経新聞)
 HOYAは18日、都内で定時株主総会を開いた。会社提案の2議案は原案通り可決し、
株主が提案していた15の議案はすべて否決となった。
 今回、株主提案したのはHOYA創業者の孫である山中裕氏。現経営陣の経営姿勢を批判し、鈴木洋最高経営責任者(CEO)
ら取締役の多くを交代させるよう求めたほか、社外取締役の兼任数や再任回数の制限、役員報酬の個別開示などを提案していた。
山中氏は株主総会後、来年の対応について「(各議案への)票数を見て検討する」と話した。(以下略)

大荒れで怒号が飛び交う東京司法書士会の総会でも執行部提案以外が15議案なんてありません。

 

ちなみにこちらが同社の招集通知。

http://www.hoya.co.jp/japanese/investor/d0h4dj0000000p18-att/d0h4dj0000000p3v.pdf

 

3〜17議案が株主提案です。

7号議案の「累積投票を排除する定款条項を排除する」も気持ちはわかりますが、否決。

仕事でこんな招集通知を読むのもうんざりしますが、株主もうんざりしっちゃったようですね。

仕事柄、株主総会議事録を読む機会は多いですけど、次から次へと「否決されました。」という議事録はあまり読んだことないですね。

まだまだ色んな総会がありそうです。

 

23日には日産自動車の株主総会。カルロス・ゴーンさんの報酬はなんぼでしょうね。 

 

2010年06月16日

鎌田先生おめでとうございます

みんなは興味がないこもしれませんが、早稲田の次期総長に鎌田先生がなるようです。

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早稲田大:新総長に鎌田氏
(毎日新聞 2010年6月16日)
 早稲田大は15日、白井克彦総長(70)の任期満了に伴う総長決定選挙を行い、鎌田薫・法学学術院教授(62)
を第16代総長に選出した。任期は11月5日からの4年間。選挙は鎌田氏と小山慶太・社会科学総合学術院教授(62)の一騎打ち。
投票総数1922票のうち鎌田氏1028票、小山氏844票だった。
 鎌田氏は早大出身で専攻は民法。法学部助手、教授などを経て09年から現職。

法制審議会民法部会長などやられている先生ですので、ご存じの方も多いと思います。

 

私が学生の頃、鎌田先生に民法(物権)を教わりました。

鎌田先生の分かり易い講義で、物権に興味を持ち、当然の流れで司法書士になりました。

 

なんてね。

 

大ウソです(笑)。

 

 

当時の早稲田大学の法学部は1年に1回の試験に合格すれば、単位がもらえました。当然出席の確認もありません。課題もありません。

官僚になろうとか弁護士になろうとかいう一部の学生を除けば、大半の学生は授業も受けません。バブル期の学生ですから、遊んでばかり。

私もそうした学生の一人。

当時は、物権も債権も区別ができないくらいのお気楽なおバカな学生でした。

 

試験の直前に真面目な学生から複数の問題の模範解答のコピーをもらい、一夜漬けで丸暗記するだけ。
今回のニュースでお写真を拝見するまでは、お顔もしりませんでした(笑)。

 

そんな私が、このニュースでブログを書く気になったのは、忘れられない思い出があるから。

要領の良さだけが取り柄の私は、学校の成績も悪くありませんでした(授業は出てませんけど。)

 

 

そんな私に落第点をくれたのが鎌田先生。

 

 

たぶんヤマがはずれたんだと思いますが、「物権って何?」っていうレベルの学生でしたから、落第点も当たり前。

 

「そんな学生も今は司法書士ですよ。鎌田先生。」

物権の試験勉強を特に何もしなくても、「優」の答案が書ける頃、お会いしたかったもんです(笑)。

 

私のゼミの近江先生は、この件どう思ってるんだろうなぁ(分かる人だけ笑って下さい。)