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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2016年08月03日

本店移転のお話 その1

またスクイーズアウトから脱線。

今日は本店移転の話。
極端な例なのか、たまたまうちが受託した案件がそうなのかわかりませんが、本店移転(新管轄)の逆補正(こういう言葉はありませんが、法務局の記入ミス)が多いような気がします。特に役員の就任年月日漏れ。数は少ないですけど、設立年月日違い等々。

うちは、登記の上がりも複数人でチェックしてますので、気づきますけど、新規の案件で、就任年月日漏れのものもありました。

本店移転の法務局側の処理は、システム的にデータを他管轄に投げていると聞いていますが、実は違うんでしょうか。

延々スクイーズアウトが完結しませんが、次回も本店移転の別のお話。

P.S.
最近ブログの更新が頻繁なのは、うちの繁忙期を過ぎたからではありません。ニッパチですけど、ゴリゴリやってます(笑)。

2016年08月02日

大昔の間違い その3

またスクイーズアウトから脱線。

結論が出たので、大昔の間違いの続き。
http://shihoushoshi.main.jp/blog/archives/003055.html

会社法施行当時、公開会社の監査役は、平成18年5月1日で任期満了で退任します。
それがなぜか、平成18年6月○○日(たぶん定時株主総会の日だと思いますが)辞任と登記されていたというのが前回までのお話。

お客様の判断に任せるということになったのですが、更正登記をわざわざ入れることになりました。

どういう処理になるかと思っておりましたが、閉鎖登記簿謄本にあった
平成18年6月○○日辞任部分に下線が引かれ、閉鎖登記簿謄本から該当の監査役が履歴事項全部証明書に復活。

反射的に閉鎖登記簿謄本からは、平成18年6月○○日辞任部分が削除。

なるほどね〜的な処理がされておりました。

理由が分かる人でないと、なぜ履歴事項全部証明書に10年前に退任した監査役が記載されているか意味不明でしょうね(笑)。

ということで一応ご報告。

2016年08月02日

【夏季休暇のお知らせ】

弊社では 2016年8月11日から8月15日までを夏季休暇とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
上記期間中もメールでのお問い合わせは受け付けておりますが、8月16日(火)以降の対応とさせて頂きます。

2016年07月27日

熊本地震復興支援(プロボノ活動)について

被災者の方々の報酬のすべてを熊本県に寄付致します。
熊本地震は、熊本県、大分県、宮崎県に甚大な被害を及ぼしました。  
お亡くなりになられた方には、心よりお悔やみ申し上げます。

私自身が宮崎の出身ということもあり、何かお手伝いできないかと考えておりましたが、私共司法書士法人ファルコは、被災者の皆様の商業・法人登記のお手伝いをさせて頂くことに致しました。

被災者の皆様の商業・法人登記の報酬は、通常費用の半額で対応させて頂き、その報酬のすべてを熊本県に寄付致します。熊本県の義援金の募集期間が平成29年3月31日のため、私共のボランティア期間は平成29年3月24日までの対応とさせて頂きます。
被災者の皆様からの商業・法人登記のご相談は、当然無料です。お気軽にお問合せください。

2016年07月26日

今年の試験問題についての雑感 その2

ちょっと試験ネタの続き。

去年の出題で気にいっていたのが、「何でこれ事前にやってるんでしょうか?」
去年のはこれ。
「平成27年6月5日付けでFが乙川商会株式会社の取締役を辞任したことについて、考えられる理由を記載しなさい。」
「平成27年6月5日付けで乙川商会株式会社がその保有する自己株式の全部を消却したことについて、考えられる理由を記載しなさい。」
という「何でこれ事前にやってるんでしょうか?」という出題形式。

でもおれも仕方ないかという気がしてきました。

今年の予想で、無理やりスクイーズアウトを予想しましたが、実は実務でそんなに多くありません。

例えば
1.合併の前提で、官報を日刊紙や電子公告に変える。債権者が多い会社は、個別催告が面倒なので、ダブル公告で終わらせるためにやります。

2.合併・会社分割の関係で、事前に許認可取るための目的変更。許認可は時間がかかりますから、かなり前にやります。

3.たいした手間ではありませんが、(2週間くらいかかっちゃいますけど)合併の認可を要しない旨の証明書の取得を避けるために、上記の目的変更がある場合は、ついでに目的上事業者に該当する箇所を削除します。

ぱっと思いついたのは、これくらい。探せば他にも色々あるんでしょうけど、たいていは再編がらみ。

毎年、組織再編が出題される訳でもないので、この出題形式は、おもしろいけど、すぐネタに困っちゃいますね。

やっぱり登記できない間違い探しが、試験委員にも受験生にもいいのかもしれません。

とっておきの前提登記があるんですけど、うちのノウハウなので、公開しません。

ごめんね(笑)。