2008年06月12日
こんな裁判員は嫌だ
裁判員制度も目前となって、準備が大変な話はよく耳にしますが、下記のとおり、我々司法書士は、裁判員になれませんので、
イマイチ興味のわかない分野。
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律
(就職禁止事由)
第十五条 次の各号のいずれかに該当する者は、裁判員の職務に就くことができない。
一 国会議員
二 国務大臣
三 次のいずれかに該当する国の行政機関の職員
(中略)
四 裁判官及び裁判官であった者
五 検察官及び検察官であった者
六 弁護士(外国法事務弁護士を含む。以下この項において同じ。)及び弁護士であった者
七 弁理士
八 司法書士
九 公証人
十 司法警察職員としての職務を行う者
十一 裁判所の職員(非常勤の者を除く。)
十二 法務省の職員(非常勤の者を除く。)
十三 国家公安委員会委員及び都道府県公安委員会委員並びに警察職員(非常勤の者を除く。)
十四 判事、判事補、検事又は弁護士となる資格を有する者
十五 学校教育法に定める大学の学部、専攻科又は大学院の法律学の教授又は准教授
十六 司法修習生
十七 都道府県知事及び市町村(特別区を含む。以下同じ。)の長
十八 自衛官
裁判員になった方の全員が真剣にやられるのか疑問に思っていましたが、海外ではこんな事件が。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">2008/06/11-17:31
陪審員が法廷で数字パズル=裁判やり直しに−豪
【シドニー11日時事】陪審制を採用しているオーストラリアで、陪審員の半数近くが法廷で数字パズル「数独」に興じていたとして、
裁判長が審理の取りやめを命じる事態が起きた。既に約100人が証言し、人件費など100万豪ドル(約1億円)以上がかかっていたが、
近く陪審員を総入れ替えして最初からやり直される。
裁判はシドニー地方裁判所で3月に始まった。覚せい剤を製造した罪などで2人が起訴され、有罪なら終身刑になる可能性もあった。
今月初めに被告の1人が証言した際、陪審員がパズルをしているのを弁護士が目撃して抗議。裁判長が10日、
陪審員側に問いただしたところ、12人の陪審員のうち、陪審員長を含む4、5人が公判開始当初からパズルをしていたことを認めた。
この陪審員長は「裁判に集中できなかった」として、半分以上の時間をパズルに費やしていたという。
たまたま発見されただけで、実際にはまだまだありそうな話。日本でもクロスワードパズルなどやる人が出てきてもおかしくないですよね。
携帯電話の持ち込みは禁止されるのかどうかしりませんが、こっそりメールしたりゲームしたりするのは容易に想像できそう。
「人を裁くのに、なんて不謹慎な」なんて声も聞こえてきそうですが、つまらない説明を延々と聞かされるような仕組みだとすると、
裁判員が真剣に取り組めるには、遠い気がします。どんな運用になるかわかりませんが、このニュースを他山の石として対応して頂きたいですね。