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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年09月08日

小沢代表が講談社を提訴

 今日は、第1ブロックの飲み会がありますので、軽めにアップします。

昨日多少政治のお話でしたので、それと多少関連したお話。2005年度の政治資金収支報告書によると、ポスト小泉でほぼ決まりの
「安部氏が資金力が断トツである」記事が日経新聞にありました。国会議員の資金管理団体の収入も1位平沼氏、2位綿貫氏、3位中川氏、
4位小沢一郎氏と元自民党の方々が上位にランクインしています。

そんな4位にランクインした小沢代表が講談社を提訴しました。週刊現代「隠し資産6億を暴く」の記事が、虚偽の記事であるという内容。
講談社の記事によれば、都内のマンションなどが小沢氏個人の名義となっているが、小沢氏個人の資産報告書に記載しないで、
政治資金管理団体の所有としているのを問題視しています。小沢氏はこれに登記実務を取り上げて反論しています。

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小沢氏個人所有の不動産の登記名義人の表示は「小沢一郎」

小沢一郎氏の政治資金管理団体の所有の不動産の登記名義人の表示も「小沢一郎」。

もちろん司法書士ならだれでも知っている権利能力なき社団の登記実務のお話。代表者の個人名で登記するのは、小沢氏の反論の通りです。
一応は納得の内容ではありますが、清廉潔白であるべき政治家の問題となると、他の方法を選択する余地はなかったのかなと思ったりもします。

2006年09月07日

貸金業法改正で揉めてます。

 めでたくも皇室にとって41年ぶりの男の子誕生に日経新聞の社説は当然「おめでとうございます。」
このネタをこのブログで取り上げるには、皇室典範改正のお話となりますが、男子誕生で改正も先送りになりそうなので、今日はこのネタはなし。

何かネタないかなと「ふと、もうひとつの社説を見ると」、ありました絶好のネタ。金利規制の例外は最小限という内容。
貸金業規正法及び出資法の上限金利の見直しを検討してきたはずの金融庁が提出した改正案で、今揉めています。
他の司法書士のブログではたびたび論議されていたネタですが、私の事務所の業務内容とは、
ちと離れているので今までブログに取り上げたことはありませんでした。

しかしこの金融庁が提出した改正案が改正とはいい難い内容。内閣府の後藤田正純金融担当政務官が抗議し辞任するまでの騒ぎとなっていますので、
なんとなくはその内容がお分かりになるのではないでしょうか?改正とは名ばかりの消費者保護とは遠い内容となったのも、
あの業界の熱心なロビー活動の成果でしょうか?

私の事務所の業務内容とはちょっと遠いお話ではありますが、司法書士会も当然これに反対しており、支部長としての立場もありますので、
今日は朝から港支部長なりのロビー活動(?)をしてきました。
支部長になって政治家と呼ばれる人とお会いしたのは初めてですが、こんな活動もしていかねばなりませぬ。

一見政治とは無関係な司法書士ですが、今日「司法書士の派遣解禁」
の特区提案が自民党の反対で当面見送られることになった
のも政治の世界の出来事の結果です。
これに関しても認められると、色々な問題が出てきてしまうところ。司法書士も政治に無関心ではいられないようです。

2006年09月06日

ヤフーオークションで不動産

今日は、めでたくも皇室にとって41年ぶりの男の子誕生。
以前紀宮様の話題の際に
「皇族にも我々の戸籍に当たる「皇統譜」というのがあります。」
と皇室関係の登記のお話をブログにアップしてあります。
普段あまり意識しない登記手続きに興味のある方は是非ご一読下さい。

 

 


 

会務会務とうんざりな日々を送っているようですが、そんな会務も嫌なことだけではありません。
会務で集まった司法書士との情報交換がとても有益です。

最近では、会社法に関する情報交換がとても有益でした。「この登記は、
あの法務局ではOKだけど、あそこではNGらしい。」とか法務局での不統一事例に振り回されてしまうことの多い会社法実務でしたが、
毎回の会務のたびに情報交換。「悩んでるのは自分だけじゃないんだな。」と安心したり、「そんなことまで知っているんだ。」
と焦ったり、次の日の実務に直結するネタが多いだけに充実した情報交換(ただの飲み会)となります。

 

そんな情報交換の中で、ヤフー・オークションの話になりました。
もちろんヤフー・オークション自体は知っていましたが、ヤフーオークションで不動産やっているのご存知でしたか
(笑)?

 

別荘地が入札価格1万円とかの情報満載です。

 

実際にオークションで落札されると、当然登記となりますが、ネット・
オークションという性質上、物件についてそうそう調査されるものでもなく、場合によっては、個人間の取引。

 

登記簿謄本を確認することもなく、
抵当権がついているか知らない中での購入であったり、境界がどうなっているか、あるいは現場を確認さず、WEBの写真だけで「売買」
を判断したりと不動産の立会い実務ではありえない取引が平然と行われています。

 


「そんな危険な立会いを受託するか?」
現在では珍しい形態での取引ですが、
今後依頼がないとも言えません。新形態での登記実務。興味半分でおおいに盛り上がりました。

2006年09月05日

実は私は第1ブロック長

 

アマゾンのベータ版ではありますが、ショッピングストアを作ってみました。
(暇じゃないんですけど、ついつい作成してしまった。。。)詳しくは『司法書士原田正誉の書籍案内
をご覧下さい。ベータ版ですので、ちょっと重いかもしれません。私の本はともかく、郡谷大輔氏・相澤哲氏・葉玉匡美氏の本は必携です(笑)。

 


 

 

昨日は多重会務のお話で愚痴っぽくなってしまって失礼しました。
ついつい愚痴っぽくなってしまう会務ではありますが、これも「ひよっこ支部長」の宿命。任期満了までは耐えねばなりません。
私には、東京司法書士会港支部長の肩書きがありますが、実は、更に大きな肩書きがあります。

 

その名も「第1支部ブロック協議会ブロック長。」
都心部の複数の支部の集まりである第1支部ブロックのブロック長という役職です。大変偉そうな肩書きですが、
実は第1支部ブロックの支部長で持ち回りです(笑)。今年たまたま港支部の番なので、偶然「ブロック長」になっているだけ、
偉くもなんともありません(笑)。

 

今週末、そんな第1ブロックの暑気払いがありますので、ブロック長の私は、
約40名の各支部及び関連団体の役員が参加する飲み会の会場確保という地味(だけど失敗したら顰蹙となる)
な幹事役のお仕事をやっています。

 

私のキャラがキャラですので、他支部の支部長さんは、
「原田さんに任せておけば、飲み会は安心。」と思われているようです。しかし、これはこれで嫌なプレッシャーです。
高齢の方もいらっしゃいますので、あまりにリストランテ的な場所はNG。「和食であり、多少はグルメなメニュー、飲み放題、
40名の個室、駅から近くてわかりやすい」といった条件を満たす場所なんてそうそうあるもんじゃありません。
でもなんとか条件を満たす場所を確保しました。

 

会務会務のネタが続いてしまいましたが、たまにはいいこともあります。
大きなニュースがなければ明日はそんなお話。

2006年09月04日

また後見人の逮捕

ライブドア事件を扱いたいところですが、今日は、例の法人後見委員会だったのでそのお話。
実は前回の法人後見委員会は風邪のため欠席。今日はどうしてもはずせないアポのため、早退となってしまいました。
月に1回午後が全て塞がってしまうこの委員会は、会務まみれの私にとって最も負担の大きい会務です。東京司法書士会では、
1年間10時間のプロボノ活動を半ば強制していますが、
ヘタするとこの委員会の1日でプロボノ1年分の活動時間が確保されてしまいます。

2回目の任期ですが、20年分のプロボノ活動確保となります。
多重会務者としては、「プロボノ貯金ができればいいなあ。」と馬鹿なことを考えてしまいました。
本来法人後見委員会もプロボノ活動の一環ではありますが、この委員会のメンバーの奉仕の精神を見ていると、大義名分のある欠席
(完璧な病欠)や早退(他の会務)も何となく罪悪感があります。(どうも愚痴っぽくてすみません。)

 

法人後見委員会は、
全国の難問奇問を解決していくリーガルサポートの本部組織です。活動時間ヘビーであり、かなりの知識が要求されます。一部で
「本部の委員会の決済に時間がかかりすぎる。」とか「官僚みたいな対応をしている。」などの非難を受けることもありますが、
一歩間違えると問題も大きいだけに、どうしても慎重にならざるを得ません。

 

先日、任意後見制度の欠陥を突いた犯罪がありました。
行政書士の資格を持つリフォーム会社の社長が自ら後見人となった認知症の女性の自宅を売却し、逮捕されるという事件です。
士業の逮捕が続き、モラルが低下している中、例え官僚っぽいと悪口を言われても、締めるところはきちんと締めていかねばなりません。

 

正直、
法人後見委員会に出る時間に自分の仕事がしたいなあと思っていますが、誰かがやらなければなりません。
次回は欠席早退なしで臨みたいと思いますが、やがて訪れる私の委員としての任期満了。小泉さんと違ってこちらは、
後継者問題で苦しみそうです。。。もし司法書士でやりたい方いらっしゃいましたら、他のメンバーに知られる前に、
こっそり私に連絡して下さい(笑)。