2006年06月22日
弁護士とブラジルの迫力
音相、音象という言葉があります。
音が人間に与える影響を真面目に研究されている方の本『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』(新潮新書 黒川 伊保子 (著))
をご紹介します。
確かに「ゴジラ」「ガメラ」「ギャオス」「キングギドラ」「ゴモラ」、
怪獣でないにしても「ガッチャマン」「ゲッターロボ」「マジンガーゼット」「グレートマジンガー」「ガンダム」
と数え上げればキリがないです。
この本によれば、車はなぜ「C」で始まる音が多いのか?カローラ、クラウン、
コロナ、カムリ、コルベット、カマロなどを例に挙げ解説されています。そう言われればそんな気がします。ちなみに子供は「P」
に弱いらしくポケモン、アンパンマン、スーパーマン、スパイダーマン、パーマンなどが人気なのもうなずけます。
これらの命名の始めは、あまり意識したものではなかったのかもしれません。
しかしこんな分野にまで研究が進んでいる現在、企業がその商品に命名する場合、これらの点は、かなり検討した結果の命名なんでしょう。
ガ行(濁音)の力強さに対してサ行には寂しいかんじがあります。これらの音相、
音象を士業で考えてみると面白い結果が出ます。
迫力を感じるガ行(濁音)を含む士業は「ベンゴシ」
「ゼイリシ」「ベンリシ」
「フドウサンカンテイシ」「チュウショウキギョウシンダンシ」
「ギョウセイショシ」「カイジダイリシ」
また人間がストレスを感じる「K」の音を含む「フドウサンカンテイシ」
「トチカオクチョウサシ」
「チュウショウキギョウシンダンシ」「カイジダイリシ」「シャカイホケンロウムシ」中でも
「コウニンカイケイシ」
のK音は群を抜いています(笑)。
確かにたった4文字で濁音2つある「ベンゴシ」
にはそんな音相から来る迫力があったのかとなんとなく納得。対する司法書士はというと、
寂しいサ行が最も多いのが「シホウショシ」、
カタカナ標記するとその寂しさ、侘しさが強調されます(笑)。
司法書士の名称変更を考えた時に、なんとなくしっくりしないのは、
こんな音相の影響があるのかもしれません。
今日はこれから日本VSブラジル。柔らかさの「N」、子供に人気の「P」
を2文字含むニッポン、たった4文字に濁音2文字の
ブラジル。
どっちが迫力あるかは、もう皆さんお分かり頂けたと思います(笑)。
やっぱりブラジル強そうだよ。。。