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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2005年06月27日

集中日じゃなくなった?

今年の株主総会の集中日は6月29日という事なっていますが、例年と違って多少ばらけてきているようです。実際私が関与しているところもばらけおり、「今年はどうしたのかな?」と思っていましたが、総会を集中させなくてもいい時代になったようです。もともと集中日は総会屋封じのためのもの、「株主のために」の色が濃くなった今の時代向きではないようです。テレビでも株主総会に複数(かなりの数)出席する個人株主の特集があったりと、ライブドア効果(?)が出てきています。

昨日私はのんびりと潮干狩りに行ってきましたが、そんな日曜日に株主総会を開催する企業も増えてきました。確かに個人投資家の事を考えると週末の方が参加はし易いですね。株主限定ライブがあったり、風変わりな株主懇親会があったり、携帯電話で議決権行使したりと総会屋対策とは違った意味の対策に苦労している企業が多いようです。

商業登記簿から総会屋の臭いのプンプンする会社の登記簿も最近あまり見かけなくなりました。(見かけないに方がいいに決まってますけど(笑)。)ライブドア騒動に始まったこれらの変化は、今後も株主総会に影響をもたらしそうです。

2005年06月24日

苦しんでます。。。

今週は月曜日に深酒をしてしまい(10時間ぐらい飲んでいました。)、この1週間が非常に厳しいものでしたが、やっと週末です。このところ、浅草三社祭の連載でずいぶん楽をさせて頂いていましたが、「人生楽あれば苦あり。」ですね。最近特にネタ探しに苦労しています。一人の司法書士としての業務日誌(という名のコラム)でも苦労していましたが、支部長となると無責任なことがより書きにくくなったような気がしています。

「こんな事が法務局であった。」「今の東京司法書士会は〜。」などの発言は、司法書士の本音が見えて面白いとは思いますが、当然できる訳もありません。やったら面白いと自信を持って言えますが、サイトが閉鎖されるか事務所が閉鎖してしまいます(笑)。

週間モーニングに連載していた「カバチタレ!」が今週で最終回、てっきり私と同じようにネタに苦しんで、とうとう終わりかと思っていましたが、また新連載が始まるようです。作者の産みの苦しみを超える力に脱帽です。

忙しいとどうしても内容が薄くなってしまいますし、「こんな遅くまで仕事して、帰ればいいのに、何日誌のネタ考えているんだろう?」とマイナス思考に支配されてしまったりと良い所がありません。とにかくネタ募集しています。宜しくお願いします。

2005年06月23日

不仲の兄弟 その2

「なるほどね。」戸籍を見てようやく揉める理由がわかりました。兄弟二人の生年月日が同じだったんです。つまりは、双子。幼い頃から兄弟喧嘩しないように、着る服も一緒、食べるものも一緒、買ってもらうオモチャも一緒。ところが二人が住んでいた実家だけは仲良く半分に出来なかったのでしょう。なんとなく次男の「納得すべきだろうけど、納得できない」気持ちが分かったような気がしました。

双子の場合、今は早く産まれた方が兄となっていますが、昔は逆だった時代もあるようです。そもそも「どっちが本当の長男なの?」という区別は案外いいかげんなものなのかもしれません。

身の回りには、双子って結構いますよね。学校だと、だいたい1学年に1組ぐらいはいましたよね。現代では珍しくない双子ですが、日本史の中では、あまり登場してこないです。戦国武将で双子なんて皆無です。どうやら、家督相続で揉める前に悲しい手段が選択されていたようです。普通の双子も揉めるくらいですから、大名の跡取となると。。。それを考えると揉めるだけ、今はいい時代なのかもしれません。

2005年06月22日

不仲の兄弟

支部長の仕事は手を抜けば楽だし、頑張れば苦しいという意味が少しずつ分かってきた今日この頃です。雑務で午前中つぶれてしまいました。

さて、今日は久しぶりに相続のお話。相続が発生し、法定相続分ではない割合で相続財産を分けることを遺産分割といいます。最近は法定相続の割合で分割することが多いような気がしますが、田舎では本家の土地建物は長男が取得するという分配の仕方もまだまだ多いようです。先祖代々の土地を売って、その代金を相続人で分け合う方法はこんな時代でも抵抗があるのでしょうね。

不公平な分け方なのかもしれませんが、「先祖代々の土地だし。」とか「長男だから.」とか「ここで裁判みたいなことをしたくないし。」など様々な理由で不公平だけど、お互いの納得する内容の分配に落ち着くことの方が多いようです。

もちろん中には「これじゃ納得できる訳がない。」となる場合もあります。先日兄弟2人なのに散々揉めているケースに遭遇しました。次男が一歩も譲らないのです。昔は一緒にカブト虫とか採りに行った兄弟なのでしょうが、こうも兄弟仲が悪くなるのか、ちょっと不思議でした。そんな時、戸籍を見ていて、次男の譲らない理由が分かりました。

つづく。

2005年06月21日

プロボノ活動 2

震災の現場、離島(小笠原等)に出向いて法律相談を受けたり、ホームレスのための該当相談も当然プロボノ活動です。しかもこれらは、無料奉仕するのにかなりの気合いが必要です。(離島での相談など数日を要します。)嫌々やっているという気持ちでは、ちょっと無理かもしれません。でも実際に積極的に取り組んでらっしゃる司法書士は相当数います。

だれからも強制されることなく、これらの活動に積極的に取り組むというのが理想ではあると思いますが、現実は日々の仕事に追われてしまって難しいのかもしれません。

第二東京弁護士会では、この活動が義務化されていて、この活動をしない会員には年12万円の負担金を徴収しています。東京司法書士会でも将来的には、この罰則を設けて、より積極的な活動をしていこうとしています。

現実には罰則でも設けないと、ある程度の活動には繋がらないと思います。罰則があっても中々有効な活動にならないかもしれません。私個人的には、この手の活動はしている方だと思いますが、積極的にやりたいという尊い意識は残念ながら持てていません。各々の司法書士がpro bono publicoという意識を強く持つしかありません。罰則など無くても、活動する日が来るのでしょうか?