2004年04月21日
マンガ大好きです。
久しぶりに柔らかいテーマのお話です。趣味は読書とまでは言えませんが、歴史小説を読むのは割りと好きなほうです。でもこの好きな歴史小説よりもマンガのほうがさらに好きです。「いい年した大人がマンガなんて!」と非難されそうですが、好きなものは好きです(笑)。
いろいろある週間マンガなどの中には、いい年したおじさん向きのマンガもあります。今号で創刊30年のビッグコミックオリジナルのターゲットは40歳台向きと思われます。いろいろあるマンガの中には法律関係をテーマにしたものもかなりあります。「なにわ金融道」などは有名ですよね。
今発売されているビッグコミックオリジナルの中に『課長島耕作』で有名な弘兼憲史先生がお書きになった『黄昏流星群』という作品があります。今回は作家である父が死亡し、4人の息子に遺言が残されて、云々。といった内容のお話です。まさに遺言執行の現場での話のようですが、読んで見ると厳密には遺言執行の現場ではありえないシーンがいくつも出てきます。法的に有効な内容でストーリーを組み立ててしまうと、読者にはかなり分かりにくいものになってしまいますので、このくらいの内容で丁度良いと思われますが、いざ自分がこの内容の遺言を実現しようとすると、かなり問題がありそうです。(ちなみにストーリーの中で息子の一人は弁護士という設定です。)
私は別に小学館の回し者ではありませんが、お暇であれば、是非ビッグコミックオリジナルを買って作品をお読み下さい。いくつの間違いを見つけられますか?
昔の記憶ですが、『課長島耕作』の中の取締役会で代表取締役が解任される場面では作品の中で引用されている条文が違うと思います。お持ちの方はご確認下さい。