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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2003年12月12日

司法書士法人

師走の1週間は長いですねえ。結構ヘトヘトです。今週末ゆっくり出来ればいいのですが、明日は司法書士会で無料相談会の相談員、あさっては研修と休めません。(ちょっと前の特別研修の状態です。)
12月中に申請できる大安は今日と18日だけとなってしまいました。それもあって、パタパタと申請に忙しい日でした。司法書士は個人事業主ですから(一部司法書士法人にしてある事務所もわずかですがあります。)、今月が一応期末です。雑務も増えてグッタリ気味です。
ちょっと話に出たので司法書士法人のお話。今年司法書士法が改正され、司法書士事務所の法人化が出来るようになりました。税務面や支店が設置できたりとで多少のメリットがあったりしますが、現実には司法書士法人はまだまだ少ないです。というのも厳しいデメリットがあるのです。
1 司法書士2名以上でなければならない。
2 全ての登記申請に司法書士法人の資格証明(勿論作成後3ヶ月以内のもの)がいる。
3 社員である司法書士は他の司法書士と無限責任を負う。
などの点があります。
司法書士が1名しかいない事務所は当然法人化できませんし(結構多いです。)、毎日行っている登記申請にいちいち司法書士法人の資格証明(1枚1000円)を添付し、原本還付するのは本当に煩わしいです。でも一番の理由は3のお互い無限責任という点がネックになっているようです。他の司法書士が高額の不動産取引に失敗してしまうと、こちらにも火の粉が飛んでくるなんて、他の司法書士が親族でもないと難しいと思います。
でも『司法書士原田事務所』よりも『司法書士法人○○○○』のほうが儲かってそうで、かっこいいですよね。

2003年12月11日

社長たまにはご連絡を!

先程ロイター時代の先輩が事務所を訪れ、突然「来年2月でロイター辞めるわ。サラリーマンもつらいから、何か商売でも始めようかと思って。」とビックリする事を言い出しました。
私は司法書士という商売をやっているので、会社を設立したい、商売を始めたいという人とお会いする機会はたくさんあります。事業計画や今までのキャリアなどを伺ったり、会社設立の手続をご一緒させて頂いたりすると、だいたいこの会社うまく行くかどうか分かるようになってきました。
会社が出来て、しばらくして久しぶりに連絡があったと思ったら、「会社を清算させるにはどうしたらいいの?」と商売に失敗してしまった方から寂しいお話があったり、「今度○○○○万円増資するから、手続して下さい。」と商売繁盛っぽいの方からのお話があります。
これから会社を運営して行こうという社長と設立前に相当打ち合わせさせて頂くので、その社長個人のパワーを感じたり、感じなかったりと様々です。
私もできる限りのアドバイスはさせて頂きますが、その後うまく行ってるかなあ?と心配しても中々お話する機会に恵まれません。『便りがないのは元気な云々。』などと言いますが、「私を思い出したらご連絡下さい。お気軽にご相談を!」

2003年12月10日

資本減少

9時になってしまいました。こんな時間まで普段仕事しないんですけど、なんだかんだでこの時間です。お客様も私が遅い時間までいない事をご存知なので(夜中まで集中して書類を見れないので)、8時過ぎる頃から電話もならなくなります。
朝事務所に出て、昨日のメールやFAXの送信時間が夜の12時を回っていたりすると申し訳ない気がします。
私の帰社時間の目安は、「今日の日誌が更新されていない=私がまだ事務所にいる。」ですから、お急ぎの場合は電話下さい(笑)。
最近似た質問が続いたのでちょっと久しぶりに商法の話。会社がその資本の額を減少させる事を資本減少、または減資といいます。商法が改正されたため、この減資の手続が変わりました。一番の変更は減資に先だって最終の貸借対照表を公告しなくてはいけなくなったことです。実際ほとんどの小規模の会社は、この「最終の貸借対照表の公告」をしていません。(しないといけないんですけど(笑)。)スケジュール的に減資を急ぎたい場合、この公告がネックになります。
どうしても急ぐ場合は、資本減少公告と最終の貸借対照表の公告を同時に行っているようです。本来は「当社の最終の貸借対照表は次の通り公告しています。掲載紙 官報 掲載の日付 平成○年○月○日…」となりますが、「当社の最終の貸借対照表は左記記載の通りです。(実際に左側に貸借対照表が載ります。)」としている会社も多いようです。
【登記一口メモ】ご参考までに
第376条 会社ハ前条第1項ノ決議ノ日ヨリ2週間内ニ其ノ債権者ニ対シ資本ノ減少ニ異議アラバ一定ノ期間内ニ之ヲ述ブベキ旨、減少スベキ資本ノ額、同項各号ニ掲グル場合ニ於ケル其ノ各号ニ定ムル金額及最終ノ貸借対照表ニ関スル事項ニシテ法務省令ニ定ムルモノヲ官報ヲ以テ公告シ且知レタル債権者ニハ各別ニ之ヲ催告スルコトヲ要ス此ノ場合ニ於テハ其ノ期間ハ1月ヲ下ルコトヲ得ズ

2003年12月09日

全国から

この時期、東京では夕方5時になると辺りはもう真っ暗です。はるばる九州からいらしたお客様が「やっぱり、東京は暗くなるのが早いですね。」とおっしゃってました。九州からのお客様だけではなく、仙台からいらっしゃったお客様もいたりと、全国を相手に商売してる気になります。
遠方からのお客様はうちの事務所に来所後、すぐにお帰りになるようですが、せめて六本木ヒルズでも見物する時間があればいいのになあと思います。六本木ヒルズは、今クリスマス仕様で、イルミネーションがとてもきれいです。お時間が許せば、事務所の帰りにでも六本木ヒルズに寄ってみて下さい。(実は私自身まだ六本木ヒルズに行ってません(笑)。)
さて、ちょっと仕事の状況。時期が時期なので、多少覚悟はしていたのですが、「なんとしても年内に登記を完了したい。」という至急案件が多くなり、パタパタしています。そしてこの時期を過ぎると「なんとしても年内に登記申請したい。」という至急案件が来週あたり出てきそうです。冬休みまで、まだまだです。
多少業務内容に触れたいと思いましたが、今日は司法書士会港支部の役員会です。このへんで失礼します。

2003年12月08日

特別研修おつかれさま

先週の土曜日に簡裁代理権取得のための特別研修の2回目の終了考査試験が終りました。2回目を受講されていた皆さん、お疲れ様でした。今更、試験の事で悔やんでも結果は変わりませんから(たぶん合格してますから)、忘年会では久しぶりのお酒に酔って下さい。ちらっと試験問題を見ましたが、明らかに今回の方が難しいような気がします。(1回目で受かっといて良かったです(笑)。)
以前港支部の研修の講師をやった際に「次回は金銭消費貸借か賃貸借が怪しい。(←1回目が売買だったので、当たり前かもしれませんが。)二段の推定も押さえといて下さい。」と2回目の試験予想をしたのですが、『ずばり当たりました。』私を信じた皆さん、ラッキーでしたね。(といっても、公示送達まで出るとはさすがに予想できませんでした。)
まだ2回目の合格発表がないので、簡裁代理のお仕事ができる先生は少ないです。そのお蔭で?他の司法書士の先生から、裁判のお仕事の紹介される事が多いです。(今のところ、裁判になる前に全部解決してますので、先週書いたように未だ法廷に立つ機会なしです。)
この分野のお仕事は、正直あまりお金になりませんが、いい勉強にはなりますので、もう少し頑張ります。