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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2009年01月29日

頑張ってもらうしかないですね。 乙号事務

本日付けで「平成20年度登記簿等の公開に関する事務(乙号事務)民間競争入札の落札者の決定について」が法務省より発表されました。

以前はほぼ民事法務協会の独占のような状態でしたが、今回は本当に民間がいっぱい。
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/rakusatusyakettei.pdf

うちの管轄(東京法務局港出張所)も「テンプスタッフ株式会社」が落札してます。
http://www.tempstaff.co.jp/

内部研修や利用者アンケート、定期的内部監査が行われるようです。

4月からは「テンプスタッフ株式会社」による完璧民間となりますので、乙号事務が停滞しないか、ちょっと不安。

 

民間によるより良いサービスが実施されるのは、悪い話ではありませんが、
登記簿謄本同時申請の運用や印鑑カードの交付事務など不便になっているのは間違いありません。

厳しい目に晒されるのは明らかですから、期待に応えてもらうよう見守るしかありませんね。

「登記簿謄本の交付が1時間待ち。」みたいなお寒い状況だけは回避してもらいたいもんです。

 

2009年01月28日

うちの管轄(港)で事件

犯罪収益移転防止法の関係もあり、本人確認は皆さん徹底されていると思います。
しかし手の込んだ色々な書類を偽造した事件もありますから気をつけましょうね。

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契約書偽造:
社長名刺も偽造し使う 南青山不動産売買
 東京・南青山の不動産売買を巡る売買契約書偽造事件で、逮捕された不動産会社「三洋興産」役員らが、不動産を所有する「昭和地所」
社長(当時)の名刺や別の売買関係書類も偽造していたことが捜査関係者の話で分かった。警視庁組織犯罪対策4課は、
容疑者らが取引相手を信用させるため広く偽造を行っていたとみて追及する。(平成21年1月28日毎日新聞)

今は名刺や売買関係書類が揃っていたとしても、写真付きの身分証明書の提示を求めたりするのが通常ですから、名刺ぐらいの偽造で、
司法書士が事件に巻き込まれることは少ないのかもしれません。

しかし運転免許証や印鑑証明書なども偽造する悪質な事件では、被害に遭わないのは困難です。
豊富な経験による巧みな本人確認で事件から逃れるのがいい司法書士なんでしょう。

以前、業歴30年超えているようなベテランの司法書士に、この手の事件を避ける秘訣を聞いたことがあります。

経験がどうのこうのみたいな素敵な返事が返ってくると思ったら、

「運だよ。運。」

と一言。身も蓋もありません(笑)。

とはいえ運も実力のうち。鬼太郎のようなアンテナを張るしかありませんね。

 

2009年01月26日

商業登記簿謄本から代表者の住所の記載は消えるのか?

平成20年11月25日に宇都宮地方法務局 で取得する不動産の登記簿謄本がA4縦型に変更されたのは、以前お伝えした通りですが、
新たに、長野地方法務局 平成21年2月2日、 横浜地方法務局 平成21年5月25日 、
前橋地方法務局 平成21年6月15日でそれぞれA4縦型がスタートします。

東京での対応はまだのようですが、いずれは全国すべてA4縦型。

不動産の登記簿謄本は大きな変化ですが、もしかしたら商業登記簿謄本も変更になるかもというネタ。ちょっと古いニュースです。

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法人登記簿、
代表者住所を原則非公開に 政府検討 悪用を懸念(平成21年1月17日日経新聞)
 政府は株式会社などの法人登記簿に記載した代表者の住所について、正当な利用目的がない限り非公開とする制度改正を検討する。
登記簿は手数料を払えば閲覧や謄本の取得が可能。経済界から個人情報の悪用を懸念する声があがっており、
図書館での公開情報に基づく昨年11月の元厚生次官の襲撃事件なども考慮した。

 

元厚生次官の襲撃事件など物騒な事件が少なくない時代ですから、
商業登記簿謄本に代表者の住所が登記されているのは危険と考える人がいらっしゃるのは当然のこと。

芸能人で代表取締役をやっている人も少なくないですから、探せば芸能人の自宅住所はわかります。
危険な目に遭わないとしても困るとお考えの芸能人もいるはず。

また上場企業の代表取締役ともなると、新聞記者の夜討ち朝駆け攻撃に困る方も当然いらっしゃるわけで、
この手の方も登記簿謄本には極力住所は載せたくないはずです。

今までも代表取締役の住所を登記簿謄本に載せることの是非は論議されていた点ではありますが、
訴訟手続き上必要との理由で現行の状態が続いています。

果たしてどういう結果になりますやら、今後の動向に注目したいところです。

 

2009年01月22日

不動産取引額8割減 つらい時代ですね。

新年会シーズンということもあり、色々な司法書士と景気の話になりますが、司法書士業界は特に厳しい時期。

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不動産取引額8割減 08年10−12月、
年間でも6年ぶり減 (平成21年1月18日日経新聞)
 金融危機のあおりで上場企業などによる不動産取引が低迷している。市場混乱が増幅して資金調達パイプが急速に細った2008年10―
12月の取引額は前年同期に比べて約8割減少。08年の年間でも半分にとどまった。年明け後もこの傾向が続いており、
取引停滞がさらなる不動産市況の悪化につながる悪循環を引き起こしている。

2008年10―12月が約8割減ともなると、司法書士の需要も約8割減からそう遠くない数字でしょう。

私は日本のバブル期には、この司法書士という仕事はしていませんが、当時を知る司法書士からすると、現在は暗黒の時代。

売り上げが前年度比30%になったとか20%になったとか、リストラしなきゃとか悲鳴ばかり。

やがて暗いトンネルは抜けるとしても、しばらくこの状況が続くようですから、不動産登記主体の事務所は、
特に収益構造に工夫しないと生きていけません。

不況に喘ぐ業界を横目に見ながら、債務整理組は、バブルを楽しんでいるんでしょうか。

明日は支部長会。当然飲みに行きますが、明るい話題で盛り上がりたいもんです。

 

2009年01月19日

風邪引いてました。

先週木曜日、内々の新年会で大いに盛り上がった次の日。

「今日事務所出るのシンドイなあ。」

相当酔っぱらったせいにしてはシンドイなあと体温計を取り出すと、

 

「38度5分」

 

とたんにガクッときました。

土曜日も具合が悪くとうとう「39度2分」

 

こりゃインフルエンザだなと思い、病院へ。

 

するとただの風邪とのこと。インフルエンザではなかったので、今日から事務所に出所。

 

家族も昨日から似た症状で寝込んでいるので、私の行った病院へ行ってもらいました。

その結果

こちらはインフルエンザ。。。

 

病み上がりの私がこれからインフルエンザの家族の看護。

目まいが(笑)。