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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2007年03月15日

東京会会長選挙の日

2月5日に会長候補者の立候補届(推薦版)を本会に提出するところから、私の選対本部長としてのお仕事が始まりましたが、
それも16日17日で終わりです。

そう、16日(金)17日(土)
は東京会会長選挙の日
です。

「会長選挙なんて興味ないよ。」なんて思ってる方、「忙しくて四谷なんて行ってられないよ。」なんて思ってる方、
ちょっとだけ今日のブログ読んで下さい。(説教臭くてすみません。)

支部長の仕事も大変だけど、本会の理事はもっと大変。東京会の会長は大変どころの騒ぎじゃないです。自分の個人的な売り上げは完璧に諦めて、
明日の司法書士のために自分は捨石になる変態です。常軌を逸しています。

でも誰かがやらなくちゃいけない。

東京会会長になって事務所が儲かったなんて話は聞いたことがないでしょ?私は業界の慣習があって片方の候補者の応援してますけど、
対立候補の方もご立派です。みんな明日の司法書士のために頑張ろうと思っている人。

あなたが今日忙しいのは、もちろんあなたの努力。
でも間接的には過去のこういった自己犠牲を払って会務をやってくれた人が司法書士のイメージアップや司法書士という資格を支えてくれたから。

司法書士を取り巻く環境に色々な問題があるのは知ってるでしょ?

誰だって、いいもん食って、いい車乗ったり贅沢したいのは当然。でもそんな欲を犠牲にして会務をやってる会員が現実にいます。

「会務をやれ」なんて言うつもりはないですけど、せめて自分のために選挙には行きましょう。

どっちが勝つとかは小さい問題。東京の司法書士がどれだけ真剣に司法書士という資格を考えているか、全ては投票率で分かります。

どっちに投票しても、いいから投票に行って下さい。
このブログを読んで1人でも多く投票して頂ければ幸いです。

 

2007年03月14日

これから儲かる資格は?

今日はこれから新宿支部主催のセミナーに行ってきます。軽めネタです。

 

引退騒動で世間を騒がせている飯島愛。個人的には、辛口なトークは嫌いじゃないので、まだまだ頑張ってもらいたいところ。

そんな飯島愛のブログ(飯島愛のポルノ・ホスピタル)
にこんな記事がありました。

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お休みの間、医療保険制度やデジタルコンテンツ、税制改革について少しお勉強した。

結論は、難しいなぁ….
とにかく、これから儲るのは○○○や弁護士、保険と保険外の医療、もちろんデジタル産業

さて問題。
飯島愛のブログによれば
「これから儲るのは○○○や弁護士」だそうです。彼女が弁護士よりも先に挙げている職業は、次のうちどれ???

A 公認会計士
B 税理士
C 司法書士
D 弁理士

正解は→司法書士


どんな情報でこの結論に到達したのか、
直接お話をお聞きしたいです(笑)。彼女の予想は当たるのか(笑)??
 

2007年03月13日

特殊な支部長のお仕事

昨日は北欧の方とミーティングがありました。日本人と北欧とは通常あまり接点がないはずですが、
「私がかつて宿泊した北欧のホテルがその方の高校のそば」だったとか、「共通の北欧の知人がいて、
しかもその方の日本人の奥さんも知っていたり」と、世間は狭いですね。


さて、しばらくブログの更新が中途半端だった理由が東京会の方全てに分かってしまったようですので、
ネタばらし。(普段のトーンとは違って多少の政治色がありますので、そんなブログ読みたくない方は、今日はご遠慮下さい。)

私の名前の入った文書が東京会会員の方全てに送られたと思いますので、東京会会員の方々は、忙しい理由をご存知だと思います。
(ちなみに私にも郵送されてきました(笑)。)

東京会の方は全員ご存知だと思いますが、今週16日(金)、17日
(土)に東京司法書士会会長選挙が行われます。

そして現在、私の事務所は、その東京司法書士会会長選挙の立候補者の選対本部事務所になっております。
別に東国原知事に影響されて政治に興味を持った訳ではありませんし、支援している立候補者と強烈な義理人情で結ばれている訳でもありません。
また莫大な利権が転がり込む訳でもありません(笑)。

じゃあ何で私の事務所が選対本部事務所で、私が選対本部長なのか?

理由は単純。候補者が港支部の会員で、私がその支部長だから。よくわからない業界の慣習のようです。私が支部長の時に限って、
第1支部ブロックのブロック長の順番が回ってきたり、たまたま同じ地域から会長候補が立候補したり、
通常の支部長であればやらなくてすむ役回りがなぜかどんどん集まってしまいました。。。

会長選挙のお話は次回でやるとして、突拍子もないお仕事も支部長のお仕事の一部です。
支部の運営以外にも支部長の特殊なお仕事があります。この2年間である程度は経験させて頂きました。

さて久しぶりに問題。
次の特殊な支部長のお仕事の中で、この2年間で経験していないものはどれ?

A 会員(親族)のお葬式
B 会員の結婚式
C 業務禁止・業務停止の会員事務所閉鎖確認
D 法務局内の会員プレートの管理

正解は→B
結構意外だったでしょ?

 

2007年03月12日

司法書士と英語 その4

英語での対応がうまくいっていると、報酬がバカ高い大手の法律事務所でなく、
格安な司法書士事務所をご利用頂く機会は増えてきます。専門外の税務や労務はそれぞれの専門家に任せられますが、
自分の専門分野で手に負えない複雑で高度な内容に対応しなければならない状況がやってきます。

「今回は内容が複雑だから、私の英語力の限界があります。」と宣言(?)すると、
英語がとても堪能な通訳が打ち合わせの現場に来られる場合もあります。しかし、法律に精通されている方でないと結局役立たず。
打ち合わせが終わって通訳に謝られることも度々あります。

「英語ができる」というのは、そもそもどんなレベルなのでしょうか?TOEIC700?800?900?普通外資系企業に勤めるには、
まず800あれば問題なかったりしますが。。。900あれば確実にOKなの???

「渉外事件が扱えるための英語ができるレベル」は、一体どんなレベルなんでしょうか?海外のロースクールで修行した時代がある、
海外の弁護士資格があるならともかく、単に英語ができるレベルだと、高度な関与に限界がきます。1個の案件に多くの時間を割き、
それでも出来上がりがあやふやという最悪な事態。最終的にどうしてもネイティブ弁護士の助けが必要になります。

「英語ができる=渉外事件がやれる」は大きな勘違い。通常の司法書士より幅広い実務に対応できる腕を磨き、
英語はコミュニケーションの手段にしかすぎないと考えるべきでしょう。結局は日本語のお客と同じで、実務力・
対応力があれば問題ないのかもしれません。

これから北欧の方と都内ホテルでミーティングです。偉そうなこと書きましたけど、「俺に実務力・対応力があるのか(笑)?」

 

2007年03月07日

司法書士と英語 その3

司法書士と英語ネタが続きますが、ご了承下さい。

英語が必要となる典型は次のケース。
日本マーケットに参入しようかな?といったレベルの企業や企業規模が小さい場合、あと言葉は悪いですけど、あまりお金がない場合は必須です。
予算がありませんから日本人の雇用もなく、日本語が話せるスタッフもいない、さらに通訳も雇えない場合は必須です(笑)。
ミーティングやドキュメントが英語であっても、日本企業よりも報酬がもらえないんじゃ、こちらもやってられません。「英語OKです。」
は相手の懐事情が見えてから(笑)。

そんな場合でもお互いがビジネスを進めるには、結局メールで確認しながらやりますから、
厳密な意味では英語の読み書きができれば話せなくても問題は少ないです。

誤解してほしくないのが、「英語ができるから渉外事件がやれる」ではないこと。不動産登記にしても商業登記にしても、
日本語のみであっても完璧にマスターできる訳ではありません。外国人に「渉外事件やれる」というためには、
周辺業務の対応も万全であるということが最低条件です。

先方は司法書士業務をなかなかご理解して頂けない、大手の法律事務所と勘違いをされます。とにかく何でも聞いてきます。登記以外でも
「外為法に基づく報告等」「有価証券通知書、届出書(EDINETの細かいことも含めて)」といったことも平気で聞かれますし、
税務関係も労務関係も何でも聞かれます。自分が司法書士で、英語が堪能だとしてもこれらの業務を対応してくれる提携先がないと実際はキツイ。
開業したてでこれらのパイプがない時期には、正直お手上げといった状況になると思います。

長くなりますが、明日は「外資系企業へのより高度な関与」について。