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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2010年05月18日

準会計士ってなあに?

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資格試験の二段階化を=公認会計士協
(5月17日21時28分配信 時事通信)
 日本公認会計士協会は17日、資格試験を「予備試験」「公認会計士試験」の2段階方式にするよう求める提言を発表した。
最初の予備試験の合格者を「準会計士」と位置付け、監査法人など企業に就職して実務経験を積むことを可能とする。
 提言によると、準会計士は企業で3年間の実務経験を積めば公認会計士の受験資格を得られ、この間、十分な専門性を身に付けられる。
予備試験の合格者数は毎年1500人〜2000人を想定。年間合格者を抑制することで、会計士の就職難を解消するのも狙いだ。

以前の「公認会計士も就職たいへん
という記事をアップさせて頂いた公認会計士ですが、就職先確保を含めて、色々議論されているようです。

「会計士補とどこが違うの?」と思う方もいると思いますが、会計士補は今存在しない資格です。
(2006年4月1日以前に会計士補であったものを除きます。)

他の士業の動向には疎いので、ここまで公認会計士の資格試験が煮詰まっているのを知りませんでした。

 

監査をしない会計士等色々な意見が出ております。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100517-00000002-zdn_ait-sci

 

制度向上のためには、活発な議論が必要なようで、
先日の東京司法書士会でも司法書士の名称変更等について質問でもあれば良かったような気がします。

公認会計士の世界に監査をしない公認会計士がいるように、

司法書士の世界に登記をしない司法書士もいます。

 

資格といっても業界内部でないと見えてこない問題点など色々ありそうです。

2010年05月17日

東京会の総会、無事終わりました。

先週土曜日は、東京司法書士会の定時総会でした。昨年は午後1時から午後8時までかかった総会でしたが、
今回は議案の少なかったこともあり、午後5時頃には終わりました。早く終わっても、午後5時過ぎから飲んでましたので、
長い長い1日となりました。。。参加された方々、お疲れ様でした(笑)。

 

定時総会が明るい内に終わったのは、私が知る限りありません。確かに議案の少なかったせいかもしれませんが、質問も少なく、
ちょっと拍子抜けしました。現執行部への信任の現れだと思いますが、あるべき色んな意見が出ない状況になっていないことを祈ります。

無事予算案も通りましたので、港支部で司法書士劇団「リーガル☆スター」の公演を行うことになりそうです。支部の仕事としては、
ビッグ・プロジェクト、忙しくなりそうです。

来年の総会は選挙の年。つまんないことに巻き込まれないことを切に願います。。。

2010年05月14日

ん?な記事

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<市民後見人>支援・養成の自治体7%
 取り組みに差(5月11日 毎日新聞)
 認知症の高齢者や知的・精神障害者を支える「市民後見人」の養成や支援を行っている自治体が全体の約7%
にとどまっていることが日本弁護士連合会の調査で分かった。今年4月で開始10年を迎えた成年後見制度には、
社会全体で高齢者らを支援していこうとの理念があるが、自治体間で取り組みに大きな差が生じている。【伊藤一郎】
 成年後見制度では、家庭裁判所が親族のほか司法書士、弁護士などの専門家を後見人に選ぶことが多い。(以下略)

読んでいて「ん?」と思いました。

ニュースのネタ元となる調査自体は日本弁護士連合会が行ったものですから、この文面、この流れでいくと、

成年後見制度では、家庭裁判所が親族のほか弁護士、司法書士などの専門家を後見人に選ぶことが多い。

となるはず。成年後見制度に関するニュースの多い毎日新聞。盛岡で後見人が260万円を着服し、
実刑判決があったニュースを報道しているのも、今の段階では毎日新聞のみ。

職業後見人としては、司法書士のほうが弁護士より多い。

そういう基本的なデータがわかっている、後見制度に詳しい記者が書いたんでしょうか?

不祥事以外で初めて「司法書士、弁護士」の並びの記事を見ました。リーガルサポートには、ますます頑張って欲しいもんです。

P.S.
明日は東京司法書士会の定時総会。怒号が飛び交うか???

2010年05月12日

母の日に花が届かなかったら

この前の日曜日は「母の日」でしたが、皆さんは何かされましたか?定番なのかもしれませんが、
私は花を送りました。

母の日は親孝行チャンスの口実なのかもしれませんが、せっかくの機会が台無しになった方がいらっしゃるようです。

 

激怒! 母の日に「母の日の花が届かない」ネットショップが大炎上
http://rocketnews24.com/?p=33028#more-33028

 

私もネットで購入しましたが、こんなことにならなくて良かった。。。

母の日に届くからこそ注文したんでしょうから、今更配達されても困ってしまいますね。

同様のことが、結婚式のウェディング・ケーキ、葬儀の花なんかもそうですね。

このように、一定の日時を過ぎてしまうと契約した意味がないものを法律はどう扱うんでしょうか?

民法を勉強したことのある方なら「中元用のうちわ」はご存じかもしれません。

 

(定期行為の履行遅滞による解除権)
第五百四十二条  契約の性質又は当事者の意思表示により、
特定の日時又は一定の期間内に履行をしなければ契約をした目的を達することができない場合において、
当事者の一方が履行をしないでその時期を経過したときは、相手方は、前条の催告をすることなく、直ちにその契約の解除をすることができる。

 

「お花屋さん」は、こういった取引が圧倒的に多い典型の商売。母の日、誕生日、結婚式、結婚記念日、葬式などなど、
「必ずこの日に届けて下さい。」というケースがほとんどです。

ネットで炎上したお花屋さんが今後まともな商売が続けられるか微妙なところ。致命的なミスであり、信頼回復は非常に厳しいでしょうね。

我々も気をつけましょうね。

2010年05月11日

夢の実現に皆さんはいくらまで払えますか?

私が子供の頃、同級生や先生は皆「原田君は将来昆虫博士になるもの。」
と断定されるくらいの昆虫オタクでした。(今でもヘラクレスは飼育しています。。。)

さてそんな子供の頃の夢を思い出させてくれるニュース。

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いすみ鉄道:
夢へ発車オーライ 乗務員訓練生4人に嘱託書 期待と不安を乗せ(5月11日 毎日新聞)
 第三セクター「いすみ鉄道」(本社・大多喜町、鳥塚亮社長)は10日、
訓練費700万円の自己負担を条件に採用した乗務員訓練生4人に嘱託書を手渡した。社会人を対象に「少年時代の夢をかなえませんか」
と呼び掛けた全国初の列車乗務員訓練がスタートした。(略)
 4人は社内研修後、学科試験に向けて教習を受ける。合格後は約1年間の乗務訓練を経て実技試験に挑み、
合格すれば契約嘱託乗務員に採用される。

鉄道オタクには、たまらない募集。
http://www.isumirail.co.jp/topics/100305.html

700万円の自己負担がとんでもない募集に見えますが、子供の頃からの夢をかなえるためには、
このくらいの出費は覚悟されているようです。

夢を膨らませるのには、お金がかかりませんが、夢を実現するには多少なりともお金がかかるもの。

どんな業界であれ、修行時代は貧乏なもの。司法書士の研修期間だって無給は当たり前。更に数年間の受験生時代がありますから、
司法書士になるまでかなりのお金がかかります。私は退職金とストックオプションがありましたから、受験生時代はなんとかなりましたが、
金銭面で苦労されて合格された方は多いようです。

そんな世間の常識がある一方でこんなニュースも。

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司法修習生:
無給あんまり 日弁連が対策本部(毎日新聞 2010年4月16日)
 国が司法修習生に給与を支給する「給費制」が廃止され、11月から生活資金を貸し付ける「貸与制」が導入されることに対し、
弁護士や修習生から反対の声が上がっている。

お金持ちしか法曹になれないとか色々な問題点を指摘されているようですが、貸与があるだけましな世界ではないでしょうか?

 

皆さんは子供の頃からの夢の実現に皆さんはいくらまで払えますか?